令和8年熊本地震|暮らしの支援
「水が出ない」「着替える場所がない」「子どもが夜泣きする」――。被災地で聞いた一つひとつの声を、公明党は政府への要望にして、くり返し届けてきました。ここでは、要望のあとに国や県が実際に動いたことを、日付と公式発表つきでまとめています。
📌 見方:ピンクは声を届けた日、緑は国や県が動いた日です。載せているのは、要望よりあとに、国・県・市の公式発表で確認できたものだけ。自治体や多くの関係者の働きかけも重なって実現したものです。
壊れた井戸の修理に、1世帯75万7千円まで
井戸が壊れて水が出ない。毎日の水くみに、もう疲れた
→ 個人の井戸も、修理の費用が支援されるようになりました。災害救助法の「住宅の応急修理」のしくみを使い、洗浄しても使えない飲み水用の井戸について、配管や電動ポンプなどの修理を1世帯75万7千円まで支援します。近所で井戸を共同で使う場合は最大4世帯分まで。複数の世帯で共同して掘り直す場合なども、条件を満たせば対象になります。対象は災害救助法が適用された県内20市町村と熊本市です。
⚠️ 業者に頼む前に、まず市町村の窓口へ。窓口に相談する前に工事を終えて支払い済みの場合は、支援の対象になりません。
出典:熊本県「被災した井戸の応急修理について」/八代市 井戸等の応急修理 実施要領(PDF)/内閣府 支援パッケージ本文(8/27)
避難所で、洗濯とお風呂を国の費用で
断水で洗濯もお風呂もできない。子どもの着替えが足りない
→ 洗濯とお風呂の機会が、国の費用で確保されることになりました。仮設ランドリー(洗濯機・乾燥機)やランドリーカー、簡易シャワーや仮設風呂の設置、近くのお風呂屋さん・温泉への送迎や入浴料も対象です。自宅で洗濯やお風呂ができない在宅避難の方も、避難所などで利用できる場合があります。
罹災証明、「もう一度調べて」と言えることを、きちんと案内
判定に納得できない。でも、もう一度調べてもらえるなんて知らなかった
→ 第1次調査に納得できないときは、第2次調査を頼めることが、きちんと伝わるようになりました。建築士会や土地家屋調査士会などの協力も得て、できるだけ早く調べるよう求められています。
女性が安心して過ごせる避難所へ
着替える場所がない。夜のトイレが怖い。生理用品を男性に頼みにくい
→ 要望の2日後、国から避難所運営の具体的な目安が示されました。運営の責任者に女性も置くこと、生理用品などは女性が配ること、女性用トイレを男性用より多くすること、更衣室・休養スペース・物干し場を男女別にすること、照明を増やし、見回りや警察との連携で安全を守ることなどです。
子どもの心のケアと、安心できる居場所
地震のあと、子どもが夜泣きする。思いきり遊べる場所がない
→ 子どもの学びと心を支える手当てが決まりました。スクールカウンセラーの追加配置、先生の増員、子どもの居場所づくりや学習・体験活動の支援、妊産婦や乳幼児の相談体制。保育所は転園の手続きなしで、ほかの保育所を使えることも周知されています。
家で介護を続けるご家族にも、訪問の手を
認知症の親を家でみている。片付けにも、役所の手続きにも行けない
→ ケアマネジャーが、家で暮らす高齢の方を一軒ずつ訪ねる取り組みが始まりました。あわせて、介護職員や災害派遣福祉チーム(DWAT)の応援派遣、介護・障害福祉サービスの利用料などの減免を自治体が行えるよう国が支えます。
ローンが残ったまま、また被災した方へ
10年前の地震や去年の大雨のローンが残っているのに、また家が壊れた
→ 「自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン」を、使いやすくする手当てが決まりました。一定の条件のもとで住宅ローンなどの減額・免除を相談できるしくみで、その周知と手続き費用の補助、住宅金融支援機構の返済猶予や低い金利の融資が盛り込まれました。事業者向けにも、重ねて被災した方への配慮が明記されています。
九州ふっこう応援割(熊本は60%引き)
お客さんが来ない。うちの旅館も、お土産屋さんも苦しい
→ 九州7県の旅行・宿泊が割引に。熊本県と鹿児島県は60%引きです。上限は1泊の宿泊商品で1人2万円、2泊以上の交通付き旅行で3万円など。各県の予算がなくなり次第終わります。
九州新幹線が全線で再開
新幹線が止まって、通勤も通学も、仕事の行き来も大変
→ 九州の南北をつなぐ新幹線が、全線で走り始めました。一部区間は速度を落として運転するため、しばらくは通常と違うダイヤです。
発災直後の「命を守る」から、住まい・なりわい・心のケアへ。被災地の困りごとの移り変わりに合わせて、要望の中身も変わってきました。
要望はいずれも公明党 令和8年熊本地震災害対策本部から内閣官房長官あて。このほか、7/29・8/7に他党と共同で総理大臣に申し入れています。
まだ実現していないことも、正直にお伝えします。動きがあれば、このページでお知らせします。
第7次井戸の掘り直しで、上限を超える自己負担
掘り直しは深さや地質で費用が大きくなり、75万7千円を超えると自己負担に。費用を理由に井戸をあきらめずに済むよう、復興基金などでの追加支援を求めています。
第9次制度のすき間を埋める「復興基金」
「一部損壊」と判定された家は、国の応急修理の対象外です。屋根や水回りを直さないと住み続けられない家もあります。政府は8/27に復興基金への財政措置を「検討」すると明記しました。早く、使い道の自由度が高い形で創設されるよう求めています。
第7・9次高齢の方のワクチンを、自己負担なく
秋冬の流行期をひかえ、避難生活を続ける高齢の方などが、インフルエンザ・新型コロナ・肺炎球菌のワクチンを負担なく、避難先でも受けられるよう求めています。
第9次罹災証明の再調査で、不利にならないように
第2次調査で判定が下がり、受けられていた支援を失うのではという不安の声があります。高いほうの判定を使えるようにすることと、申請のあと今どの段階かが分かるしくみを求めています。
第6・8次障がいのある方、医療的ケアが必要な方へ
給水所まで行けない、水を家まで運べない方への「届ける支援」。人工呼吸器などが必要で避難所に行けなかった方の避難先の確保。特別支援学校の分散登校の解消。一人ひとりの事情に合わせた支援を求めています。
第6次授乳の場所、子どもの遊び場、相談窓口の掲示
女性専用の更衣・休養スペースに加え、授乳の場所、子どもが安心して遊び学べる場所、性暴力やDVの相談窓口のポスターを、すべての避難所で点検・整備するよう求めています。
第8次小さなお店に、返済のいらない支援を
家族経営や一人で営むお店は、これ以上の借金に不安があります。仕入れや家賃など、商いを続けるための返済不要の支援を求めています。
要望の時期にかかわらず、今回の地震で国が決めた主な支援です。手続きのときに、あわせてご確認ください。
※ 各支援には対象要件や申請期間があります。実際のご利用にあたっては、必ず上記の公式ページや、お住まいの市町村の窓口でご確認ください。制度は随時更新され、リンク先が移動することもあります。日付は、要望書の提出日と、国・県などの公式発表・通知の日付です。最終確認:2026年10月20日。作成:公明党 熊本県本部