
この日の公明新聞から、暮らしに関わる3つの話題を、生活の言葉でお届けします。
熊本地震は、28日で発災から1カ月。震度7を観測した宇城市で、自宅が損壊しながらも故郷の再建に走り続ける河野正明市議が、その日々を手記につづっています。
地震のとき、「ドンッ!」という衝撃とともに激しい揺れが襲い、母屋の石垣が崩れ、自宅は住めない状態になりました。家族の無事を確認して表へ出ると、ひび割れた道路と損壊した家々が目に飛び込んできたといいます。道路に段差ができて車も走らせられない中、翌日から被害状況の確認に急ぎました。自身も車中泊を経験しただけに、被災者の苦しみは痛いほど分かる。手元に届いたブルーシートや物資を車に積み、被災者宅や避難所を何度も往復しました。「河野さんが来てくれたから、お願いしたい」と涙ながらに手を握られたこともあったといいます。
河野市議は、国会議員や県議と連携してトイレカーの導入など次々に対策を打てたことに触れ、「この圧倒的なチームの力こそ、私の誇りだ」と記しています。19歳で亡くなった父の遺品は「公明」と書かれた古いヘルメット。災害のたびにかぶって現場へ向かった父の背中を原点に、「一人一人が心の復興を果たすその日まで、どこまでも寄り添い続ける」と誓っています。
熊本地震から1カ月。27日午後2時時点で死者は38人、住宅被害は4万2222棟に上ります。今なお約2500人が避難所で過ごし、猛暑の中での健康管理が最大の課題です。復旧・復興の先頭に立つ木村敬知事に話を聞きました。
木村知事によると、避難の一因だった断水は、水道管の応急復旧が8月末までに完了する見通しが立ちました。断水が解消されれば、暮らしやなりわいの再建へと段階が移っていきます。「10年前の地震の時よりも早いスピードで進めていく」と語りました。仮設住宅の建設も前回より早いペースで進み、氷川町では9月上旬にも入居できる見通しです。
木村知事は、公明党について「議員間のネットワークの力を駆使し、現場の小さな声、弱者の声を丁寧かつ迅速につないでもらっている」と評価。多くの世帯が使う井戸の被害という八代地域の深刻な声を届けてもらったとして、「息の長い支援をお願いしたい」と述べました。
能登半島付近は27日未明から大雨となり、富山県氷見市や石川県羽咋市などに大雨特別警報が出されました。線状降水帯が断続的に発生し、5市町に「緊急安全確保」が発令されました。
富山県では10河川が氾濫し、氷見市で約1100戸が停電。石川県では住宅の浸水が4市町で約110棟に上り、土砂崩れなどで2市町の194世帯が孤立しました。両県で550人以上が避難しています。28日にかけて再び大雨になる恐れがあり、気象庁は土砂災害や河川の氾濫、浸水への厳重な警戒を呼びかけています。公明党の富山・石川両県本部は、対策本部を設置しました。