
この日の公明新聞から、暮らしに関わる2つの話題を、生活の言葉でお届けします。
紙おむつも粉ミルクも、5年前より約2割値上がり――。物価高と円安、金利上昇が、家計と中小企業を一段と苦しめています。実態をつかむため、公明党の竹谷とし子代表ら幹部が各地の現場に入り、一人ひとりと膝詰めで話を聴きました。
東京都西東京市で竹谷代表が訪ねた子育て中の夫妻は、7月に生まれた長女のため出費が増え、思うように貯金ができないと言います。「会社の給料は増えているが、それを上回る物価高で……」。妻は、ママ友から「子どもには安心で栄養のある食事をさせたいけど、値段を見て購入をためらう」との声が多いと語りました。大阪のお好み焼き店では、生ビールに使う炭酸ガスが「5キロ4000円台だったのが2倍に」。小麦粉もキャベツも豚肉も値上がりし、店主は「先行きが不安だ」と肩を落としました。埼玉の金型メーカーや福岡の鉄骨建築会社の経営者からも、「値上がり分を価格に反映できない」「この物価高がいつまで続くのか、先が見通せないのが苦しい」との切実な声が上がりました。
竹谷代表は「物価高が国民の生活を脅かす喫緊の課題だと改めて浮き彫りになった」として、さらなる賃上げや、物価高対策としての給付、住民税の非課税ラインを物価に合わせて動かす仕組みの導入などを政府が検討すべきだと主張。金利上昇で住宅ローンや奨学金、中小企業の返済負担が増える懸念も踏まえ、「安心して暮らせる施策を速やかに」と政府に訴えていく考えを示しました。
政党の枠組みの再編が進んでいます。中道改革連合は16日、所属する衆院議員49人のうち1人を除いて離党を承認。このうち立憲民主党出身の議員は17日、新党「民主改革の会」(略称・民主)を結成し、総務省に届け出ました。公明党出身の議員は公明党に戻ります。
新党の綱領は、中道がかかげた「持続的な経済成長への政策転換」などの基本政策5本柱を引き継いでいます。公明党とこの新党、中道の3者は、国会で統一会派「中道」を組み、政党の枠を超えて協力していく方針です。あわせて公明党は、再出発を期す全国大会を10月3日(土)に開くことを決めました。来年春の統一地方選での勝利をめざす「出陣の大会」と位置づけています。